junko fuchigami

「博学と無学」(YOSHIDA HOUSE LABEL YHL−4003)
ふちがみとふなとカルテット

 こんなすばらしい音楽があっていいのか、という思いでくらくらする。それほどよい。全曲良い。きっと高校生ぐらいのときに聴いてたら、どっぷりと頭まではまっていたと思う。それぐらい圧倒的によい。音楽の3要素はメロディ、ハーモニー、リズムで、歌詞というものは入っていないが、こういう演奏を聴くと、人間の声と歌詞,つまり言葉の持つ力というものは三要素を軽々と超えてしまうなあ、とつくづく思う。呆れるぐらい、その飛翔力は凄まじいのである。買った当時は、しばらく、毎日聴いていたと思う。全然飽きなかった。とくにカラスの歌は、何度聴いてもしびれます。全力で推薦。