「FRENCH TOUCH」(DREYFUS JAZZ VACR−2031)
RICHARD GALLIANO
まったく知識のない音楽だが、ミッシェル・ポルタルとのデュオ「ブロウ・アップ」があまりによかったので、何枚か買ってみたなかの一枚。そのポルタルも入っているのだが、一曲だけでしかもクラではなくソプラノのみ。基本的にはガリアーノがひたすら弾きまくる感じ。どの曲も楽しくて、ついつい一曲またもう一曲と最後まで聴いてしまう。アコーディオン系のこういった演奏は、ザディコなどは別として、軽妙洒脱に聴かせるものが多いのではないかと推察されるが、このひとの演奏はときに爆発する。「どや!」的な曲がときどき混じっている点がすごい。聴いていて、急にテンションがあがるのである。もちろん本来のアコーディオンの持ち味をいかした曲も多く、こんなええ音楽、聴かんと死んだら損しまっせ、と強く感じたよん。