「OPUS APUS」(LJ RECORDS LJCD5212)
JORMIN−GUSTAFSSON−JORMIN
グスタフソン以外のふたりのメンバーはよく知らないので、たぶん、バリー・ガイとやってたようなエヴァン・パーカーを想起させるようなインプロヴィゼイションものかと思って、なんとなく購入し、なんとなく聴いてみると、一曲目、オーネット・コールマンの曲でいきなりグスタフソンの野太いテナーがごりごり吹きまくる。おおっ、これはまるで……えーと、まるで「ザ・シング」的な、リズムあり、ハーモニーありの演奏ではないか。めっちゃかっこええ。そのあと、曲によってはたしかにフリーインプロヴィゼイションもあるのだが、全体に大地に足のついた感じのパワーミュージックである。これはよかった。ベースのアンデルス・ヨルミン(と読むのかどうかもわからん)とドラムのクリスチャン・ヨルミンが親戚とか夫婦とか親子とかなのかそれとも他人なのかもわからん。大きな黄色い抽象画がジャケットなのだが、それを細かく切ったものとおぼしき断片が一枚ずつ封入されている。個人的にはグスタフソンの興味で買ったわけだし、3者対等だとは思うが、メンバー表示が上記の順番になっているので、とりあえずこのひとの項目にいれた。