george lewis

「JASS AT OHIO UNION」(TOKUMA JAPAN TKCB−30183)
GEORGE LEWIS

 ひゃー、ジャズ史に残るこの名盤を生まれてはじめて聴きました。いやはや、おそれいりやのクリヤキン(古いネタ)。私はそもそもせまーい心根のジャズ聴きであるからして、スウィング以降のものしか聴いてないし、デキシーだのなんだのはジャズとは思っていなかった。サッチモのヴィンテージ録音を聴いても、ふーん、という感じだったわけだが、このアルバムのすばらしさはさすがにわかるわ。よくぞ、この音を残してくだすった、と録音した人に感謝。ニューオリンズジャズについては知識もなんにもないけど、これは音楽の宝だ。みんないいけど、とくにジョージ・ルイスの歌いまくるクラリネットにはレスター・ヤングやソニー・スティットと同様の歌心を感じました。全音楽ファン必聴の名盤。意外と思っていたより音質も良好だった。