「SWEET SHANGHAI DEVIL」(JAZZLAND ACOUSTIC)
SHINING
全然知らないバンドで、全然知らないメンバー。もしかしたら私が知らないだけでものすごく有名な人たちかもしれない(そういうこと、よくあります)。ヨルゲン・ムンケビー(と発音するのではないと思うが)というテナーサックス奏者を中心にしたワンホーンカルテットで、非常にオーソドックスな編成だが、音はなかなか新しい。曲はどれもよくて、コンポーザーとしての才能を感じる。しかし、それを突き破るだけの熱さが希薄である。リズムセクションは、とくにピアノのひとがいい感じだが、やっぱりテナーがもっとがんばってほしかった。すごくうまいと思うけど、もう少し個性を聴かせてくれたらなあ。とてもまとまったアルバムなので、聴く人が聴いたらすごく評価が高いかも。これはもう好みの問題というしかないですね。なお、対等のグループだと思うが、8曲中6曲を作曲しているテナーのムンケビーの項に入れた。