「COSMIC DEBRIS VOLUMEW」(A SILENT PLACE ASP33)
MY CAT IS AN ALIEN/MATS GUSTAFSSON
なんかよくわからんCDやなあ、と思って聞いてみたが、聞いてもようわからん。二回聞き返したが、うーん、やっぱりようわからん。そういうイカガワシサというか猥雑性というか、そういうあたりをおもしろがることはできるのだが、現実にはこれがけっこう退屈で、ノイズっぽい感じなのだが、刺激が少なくて、やや飽きる。こういうのが好きなひともいるんだろうな、とは思うが、私にはちょっと合わなかったかも。非常に微細な音の変化を追っていく必要があるのかもしれない。演奏は二曲入っていて、一曲目がマツ・グスタフソンがひとりでいろいろな楽器やエレクトロニクスなどを操って作った音源、そして二曲目が「マイ・キャット・イズ・アン・エイリアン」というグループ(?)による、同様の演奏のようである。一曲目はまだ、サックスの音がときどき聞こえるが、それでもなかなか手強く、二曲目にいたっては私の好みとはだいぶ違うのだが、とりあえず二回聞いてみた。二回とも印象は変わらなかったが、もう一回聞いてみようと思っている。もしかすると、もっとリラックスした気分で聞いたらべつの印象になるかもしれない。でもやっぱり、こういうのはもっとギャーッとかキーッとか耳障りなほうが「聴いた!」という気分になれますなあ。マイ・キャット……というのは、モーリツィオ・オパリオ、ロベルト・オパリオという兄弟だか親子だかのふたりのデュオらしいので、便宜的にモーリツィオ・オパリオの項にいれておく。