the quintet

「MARCH 28TH 1999」(BP99002)
THE QUINTET LIVE IN CONCERT VOSSAJAZZ FESTIVAL,SUNDAY MARCH 28TH 1999

 なんでこのアルバムを買ったのかよくわからんが、だいたいアルトのワンホーンとか興味がないので、きっとドラムがニルセンラヴだったからだろうと思う。アルトのワンホーンに、ギター、ドラム、そしてベースがふたり……という変則クインテット編成だが、それが成功しているのかどうかよくわからん。曲名もなくて、アルトはあまり個性を感じないタイプ。がんばって吹いているのだが、音色にそれほど魅力がないので、なんとなく聞き流してしまう。五人のミュージシャンの「やる気」はめちゃめちゃ伝わってくるし、とくにギターの人は、すごくいい瞬間を何度となく作り出していて、その部分は聴き応えがあるのだが、何度聞いても(実際、10回ぐらい聴いた)、途中でこちらの集中力がなくなってしまう。なぜなんだろう……と、またCDのスタートボタンを押す……という繰り返し。アルト好きの人なら楽しく聴けるのかもなあ。とにかく、私にはあまり合わなかった。これはもう好みとしか言いようがないが、一曲のあいだに、あまりにいろいろな要素が入りすぎており、それが集中して聴くことを妨げているのかもしれない。とりあえず、ギターの人には要注目。