jimmy reed

「I’M JIMMY REED」(OVERSEAS RECORDS ULS−6027−V)
JIMMY REED

 わけもわからずに、ブルース紹介本の記事を読んで買ってはみたが、え? これブルース? と驚いたぐらい、ブルース臭がなく、ポップで、もっというとフォークソングのような軽さ、軽妙さ、のんしゃらんな雰囲気がある。毎日聴いていた時期があるが、そのうちにだんだん良さがわかってきて、「オネスト・アイ・ドゥ」や「ゴー・オン・トゥ・スクール」など、一日一回は聴かないとおさまらん、という時もあった。麻薬みたいなもんですね。こういう洒落た感じの演奏ばかりのひとだと思っていたら、あるときべつのアルバムを聴いて、そこではけっこうパワフルなブルースをやっていたので逆にびっくりした記憶がある。