「HOODOO MAN BLUES」(DELMARK DS−612)
JUNIOR WELLS’CHICAGO BLUES BAND WITH BUDDY GUY
これはまさにシカゴブルースの名盤であって、完璧なまでのバンドブルースの理想形だと思う。そして、どうしてこういう音が私は「あかん」のか、自分でもよくわからないのだが、とにかくぴんとこないのである。マディ系の音があかんのかなあ。でも、ジミー・ロジャーズは好きなんですよ。さすがに今では、これがたいへんな傑作であることもわかるのだが、入り込めないのである。やっぱりブルースファンではないんでしょうか、私は。しかし、この凄い音をたった4人でつくりだしているというのは驚異だし、今回ものすごく久しぶりに聞き直してみて、やっぱりええなあ、とも思ったのだが、だからといってしょっちゅう聴くかといわれたら、うーん、たぶん、つぎに聴くのは3年後ぐらいかなあ……という答になってしまう。あんまりかっちりしすぎているのがあかんのかなあ……わからんけど。